新たに事業やお店を始める際の手続きとして、開業届の提出があります。
開業届を提出するにあたって、さまざまなメリットやデメリットがあることをご存じでしょうか。
今回の記事では、開業届を提出するメリットとデメリットについてご紹介します。
▼開業届を提出するメリットとデメリット
事業を開始した1ヶ月以内に提出しなくても罰則はありませんが、開業届を税務署に提出する方が好ましいです。
メリットやデメリットを理解したうえで手続きを進めましょう。
▼メリット
■青色申告ができる
最大のメリットは、青色申告ができるようになることです。
青色申告は最大65万円の特別控除が受けられるため、確定申告や翌年の国民健康保険料を抑えられます。
また開業届を提出することで、事業により発生した赤字を3年まで繰り越すことが可能です。
開業当初は収入が安定しているとは限らないので、そのようなリスクに備えられるのも大きなメリットでしょう。
■事業用の銀行口座を開設できる
開業届を提出した場合、屋号で事業用の銀行口座を開設することが可能です。
仕事とプライベートの口座を分けることで、資金の管理がしやすくなるでしょう。
▼デメリット
■扶養に入れなくなる可能性がある
扶養の条件内でも、開業届を出すと扶養から外れてしまう可能性があります。
もし扶養に入れない場合、保険料が自己負担となるので注意しましょう。
■失業保険が受けられなくなる
失業保険とは、失業者が次の仕事を見つけるまでのサポートを目的とした保険のことです。
個人事業主は支給の対象にならないため、失業保険が受けられなくなります。
▼まとめ
開業届を提出すると青色申告ができ、事業用の銀行口座を開設できます。
しかし扶養に入れなくなったり、失業保険が受けられなくなる可能性もあるため注意しましょう。
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